代表メッセージ本文

私たちの技術を、
世界中の皆様の健康と幸せのために。

キリンバイオマテリアルは、2020年12月に協和発酵バイオの研究チームをスピンオフして設立したキリングループ内の研究開発ベンチャーです。生まれて間もない若い会社ですが、独自のバイオ技術を駆使して、グローバルな社会課題を解決する大きな志を持っています。

現在私たちが事業化を目指している化合物は、近代医療には欠かせない世界中の病院で使われるお薬です。しかし、その化合物は構造が複雑なため人工的に合成することはとても難しく、長年にわたり供給不安が懸念されてきました。
私たちは、そうした重要な化合物について、最先端の微生物発酵の技術を駆使して、世界で初めて人工的に量産化する技術を確立しました。
私たちキリンバイオマテリアルは、この大切なお薬を、パートナーである製薬会社を通じて世界中の患者様に、より広くより安定的にお届けするために、研究開発と生産体制の確立に取り組んでいます。

私たちが使用している原料はトウモロコシやイモから作られたブドウ糖です。それをもとに沢山の微生物が働き、我々人間が手を加え、最先端の技術を集めた設備や装置で微生物の働きや化学反応をコントロールすることで複雑な化合物を繰り返し作り出していきます。このようにして作られた製品は、近い将来、製薬会社や医療に従事されている様々な人の手を介して、必要不可欠なお薬として世界中の患者様に届けられていきます。
私たちは、日々開発に取り組んでいる微生物発酵の技術によって、人と人、人と社会、そして人と自然を将来にわたって繋いでいく、そうした世の中の仕組みの一端を担っていきたいと考えています。

私たちは、これからもずっと、私たちが得意とするバイオ技術を駆使し、時代を超えて必要とされる製品を、世界中の人々の健康と豊かさのために次々と開発していきます。

未来を発酵させる。キリンバイオマテリアルにご期待ください。

キリンバイオマテリアル株式会社
代表取締役社長　東海林和志